略歴
≪挫けた受験≫
僕はもともと幼少期から建築系のことに興味がありました。将来は建築を学び職に就こうと思っていました。大学も建築学科を受けましたがことごとく不合格。浪人の挙げ句に受かったのは、建築と建設の違いも知らずに受けた建設工学科と言う名の土木の学科。
ちなみに大雑把に違いを説明するなら、建築は人の居住する建物で、建設は橋やダムといった公共構造物ですかね。
≪挫けた社会人前期≫
乗りかかった船の土木を学び、橋梁に魅せられに、就職は橋の資材のメーカーに入社しました。念願の橋梁の部署に配属になったのも束の間、同期の退社に伴い一年で別部署に玉突き異動に。ここからが苦悩と葛藤の始まりでした。4年しても大学時代から苦手な土質の分野には馴染めず。
≪挫けた社会人中期≫
建築を学び直そうと、結局退職して1年間専門学校で建築を学び建築士(2級)を取りました。
卒業後は不動産運営会社に、建築担当として入社した(ハズ)が、まずは営業からと待てど暮らせど3年経過。そのうちブラックな会社体質に精神も壊れ、部署異動を願い出て、物流部門へ異動となりましたが、建築からまた遠ざかって行きます。
≪試練の社会人後期≫
物流部門で3年半を過ごしましたが、時すでに35歳、建築目指す転職にはラストチャンスと思い、ご縁を頂いたのが足場資材の会社でした。
ここからようやく建築業界のキャリアの始まりですね。
でも工事の世界は職人の世界。これまでメーカー街道を走ってきた僕には、ほぼ全てが覆されたかの日々でした。
職人相手には、今までの常識が通用しないのです。もちろん彼らに彼らなりの言い分考えもあります。そこからもらうアイディアもあります。
第二の人生の開幕といったところでしょうか。そんな経験もあり、建築施工監理技士(2級)の資格もとれたのですが。
曲がりなりにも建築の世界で15年のやってくると、様々抱く思いもあります。でも我々が、接するのは相手も業者さんです。
そこを飛び越えて、お施主さんや一般の入居者さんと接する機会はありません。
なので、このブログを通じて業者から見た心の内が、住まいを検討している人たちの道しるべとして、少しでもお役に立てればと思います。