【戸建てとマンション】マンションが戸建てに敵わないポイントを徹底比較

住まい方比較
マンションが勝てないポイント
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マンションに住んで分かった後悔話

「そうだったんだ・・・」戸建て住宅である実家では普通だったことも、マンション暮らしになると普通ではなかったことに気づくことがあります。

戸建てならではメリットは何でしょうか

「戸建て住宅にあってマンション(集合住宅)にないもの」何が考えられるますか。

それは、『外回りの自由空間』

そもそもマンションにはない、比較の土俵にすら上がっていないものであります。

ここではマンション暮らしを始めて気づいた、戸建て住宅だからこそというメリットをまとめてみたいと思います。ここに家づくり・家探しの重点を置かれる方は、マイホームとしてマンションではなく戸建て住宅の検討をお勧めします。

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庭の活用

駐車スペース

何といっても、戸建ての魅力は土地。車持ちのマンション住人にとって悩ましいものは、それはまずは駐車場です。自宅敷地内に駐車場があるメリット

  1. 電気自動車の充電ができる
  2. 洗車に気がねをしない
  3. 家との移動がしやすい
  4. ちょっとした車との行き来に身だしなみを過度に気を使わない

といろいろあげられますね。それでは、1個ずつ共有していきたいと思います。

1.電気自動車の充電ができる

これからの時代は自動車は電気自動車の普及も増えて行くことと思います。

マンション生活では敷地内に電気自動車の充電設備がありません。戸建て住宅では外電源も設備されていることは多いかと思いますので、そこから充電することができます。

そして驚かされたのが、災害時の給電源として機能するということです。資源エネルギー庁のHPでも紹介されていますが、非常用の電源として利用したことのある人はごく少なく、利用方法がわからなかったという声も多いようですね。資源エネルギー庁のHPでは、災害時に電動車から電気を取り出す方法が紹介されていますので、こちらもぜひ参照されてみてはいかがでしょうか。

資源エネルギー庁 ホームページより

災害時には電動車が命綱に!?xEVの非常用電源としての活用法
災害時に非常用電源にもなる「電動車」。本格的な台風シーズン到来に備えて、非常用電源としての活用法をご紹介します。

2.洗車に気がねをしない

戸建て住人の車の洗車やメンテは何も気にすることなく自宅ガレージで行われていることと思います。

それは車持ちのマンション住人からしたらあり得ないことです。若干のメンテ作業はできるかも知れませんが、洗車などはまずできません。そもそも私用で使える外水道からしてありませんね。

3.家との移動がしやすい

何といっても玄関がすぐ近くなので、何につけても車から宅内への移動など楽ですね。

マンション住まいで朝出勤時などエレベーターに乗ろうとしてもなかなか来ないイライラ感は、マンション住まいの皆さんは常なる想いだと思います。ようやくの想いでエレベーターから降りてきて忘れ物に気づいた時の半端ない残念感は何事にも代えがたいものがあります。そしてエレベーターに再び乗ろうとしたら、上階に行ってしまった時の残念感は、戸建てにはない空虚感でもあります。

4.ちょっとした車との行き来に身だしなみを過度に気を使わない

マンションは玄関を一歩出れば、外の世界です。戸建てでも玄関を出れば外の世界ですが、マンションと違うのは、私有地内での外の世界という部分です。

これは後述でも触れますが、マンションでの玄関外は共有スペースですので、車へちょっと忘れ物を取りに行く場合にも、それなりの装いには気を遣う部分はあります。

外水道

外水道の利用価値はマンションに住み始めるまで考えたことすらありませんでした。

どんな場面が想定されるでしょうか。

  • 汚れた物の洗い物
  • ガーデニング
  • 車の洗車

どれも屋内からホースを伸ばすのは大変ですし、綺麗ではない水の排水先も考えなければなりません。

汚れた物の洗い物

外から帰った泥汚れやひどく汚れた洗濯、どこで洗っていますか。

例えば、汚れたはタオルどこで洗っていますか。台所でしょうか?洗面所?浴室?どこであらうにしても、流した排水による屋内配管を詰まらせる心配を第一に考えます。

やはり本来なら外水道で洗いたいものですよね。外水道に関しては戸建て住宅では、ガーデニングする際に外水道が必要なこともあり、屋外に流しが設備されている場合も多いと思います。

ガーデニング

ガーデニングには水は必要不可欠なものです。植栽や鉢植えいずれの場合も外水道の利用価値は非常に高いものかと思います。

植栽に限らず庭先のコンクリート・ブロック・アスファルトなどの汚れ落としに散水することもよくあることと思います。

車の洗車

外水道があれば車の洗車も自宅でできます。マンション住まいでの車の所有では、洗車場所にいつも悩みます。

我が家周辺ではコイン洗車場もあまりなく、年末など利用が集中するタイミングでは道路まで待ちの車が並ぶこともあります。

物置収納の利便性

マンション生活で困ったことって何だと思いますか。

マンションでは物をしまうスペースはクローゼットくらいしかありません。そしてクローゼットはたいてい衣類で埋まります。季節ものでオフシーズンには使用しないものの保管にはいつも悩みます。

そもそも収納家具を置こうにも置くスペースはありませんので、戸建て住宅でしたら庭に物置を置くことができて良いですよね。戸建て住宅の間取りでよく見かける階段下や屋根裏での収納もとても羨ましく思えます。

戸建て住宅の収納事例

ベランダは?と言われるかも知れませんが、ベランダは非常用の避難路としての共有スペースなので、すぐに移動できない障害物は置くことができません。物置はそれに該当していまいます。そのため物置などの収納家具が配置できないのです。

参考に、我が家のマンションは一般的な広さ(60~70㎡)と言われる規模の3LDKですが、実際にひと部屋の広さを測るとクローゼットを含まない有効居住スペース約2.7m×2.7m(約7.2㎡)でした。1畳が1.82m×0.91m(約1.656㎡)ですので、正味約4.5畳ほどのひと部屋です。
マンションは収納スペースが非常に少ないので、限られたスペースを有効に使わなければなりません。

【あわせて読みたい関連記事】戸建てとマンション、相反するそれぞれの特性とは

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アウトドア(BBQ)

アウトドア派の人にとっては、庭での楽しみの醍醐味といえばBBQバーベキューではないでしょうか。屋外で食べる食事は格別なものがあると思います。

でも、屋外での調理はアウトドア派の人だけの利点ではないと思ってます。

食欲の秋の季節、七輪で煙を上げながら焼いた秋刀魚は想像しただけでも美味しそうではないですか。残念ながら、マンションでは煙を出した調理はすることができません。火災報知器を鳴らしては近隣住戸の大迷惑となってしまいます。ベランダであってもそれは同じことなので、マンションでは煙を上げる調理はすることができません。

土と石の利用と処分

ガーデニング

ガーデニング好きな人にとってもマンション住まいでは物足りないものがあると思います。ガーデニングを楽しむとすればベランダなのでしょうが、前述の通り、ベランダは非常用の避難路としての共有スペースなので、すぐに撤去できる簡単な物しか置くことはできません。

我が家でも植木鉢で植物を育てたことがあります。成長につれて鉢を植え替えてある程度の大きさにはなりました。ですが植物を大きく育てようとするならば、やはり最終的には地面に植え替えが必要なようで、ある程度の大きさで成長は止まりました。成長に必要な根が十分に張れなかったせいか、やがて枯れてしまったのですが、困ったのは、空けた鉢の洗浄水(泥水)と土の処分です。

マンション住まいでは土を処分する場所がありません。

結局、戸建てである実家まで運び、庭に開放して植栽の土として利用してもらいました。

水槽の管理

かつて我が家では水槽で金魚やメダカを飼育していた時期がありました。

魚類を飼育するための環境作りとして、水槽に入れる主だったものといえば

  • エアポンプ
  • 魚類の隠れ家や産卵場所となる水草
  • 水を綺麗に保つための川砂や石
  • 一定の水温を保つためのヒーター

などがあります。

この中でマンション住まいで処置が大変なものはどれでしょうか。

正解は川砂や石なのですが、金魚たちの糞を浄化してくれる川砂等は定期的に交換する必要もあります。しかし、交換した川砂等はマンションでは処分ができません。

金魚達を飼育しなくなった後もしばらく処分に困り、バケツで保管していました。

こちらも最終的には実家でのガーデニングの砕石として使ってもらうこととして、実家へもっていくこととなりました。

マンション住まいでは土や石を処分することができないので、ガーデニングや水槽の準備の時点で、処分時にどうするかを考えておくことが必要です。

洗濯日和は戸建てならでは

晴れた青空のもと、洗濯物を外に干すのは気持ちの良いものです。ただし、マンション生活では地上と上階では気候(特に風)は違うものと心得なければなりません。

マンションに住み始めて間もないある日の出来事です。いつものようにベランダに洗濯物を干していましたが、ふと外を見ると洗濯物がありません。下を覗くと下階のお宅のベランダに落ちていたのです。またある時は、ベランダで布団を干していたら風で吹き飛ばされ下の植栽に吹き飛ばされていたこともありました。地上や2階くらいまではさほど強くない風も、中層階では風が抜けて意外に強かったりもします。
地上と上階では風の吹き方が違います。下手したらベランダから飛んだものが事故のきっかけとなる可能性も考えられるので、そういうところで暮らしているという意識は必要です。

プライベート空間

マンションは玄関を出た瞬間、公のスペースになります。そのため、玄関を出るときには着替えないと、と言う気恥ずかしさと言うべきか、面倒くささと言うべきかそのようなものがあります。

例えば、ちょっと車まで忘れ物を取りに行くとしましょう。戸建てであれば敷地内の目の前に停めてある車に行くことは気にするものは無いでしょう。

それがマンションでは、階段あるいはエレベーターで降りていく間に他の住人に会う機会は十分にあります。外出服に着替えるまでではないにしても、パジャマでお会いするのはさすがに・・・ですよね。

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太陽光発電

家庭での太陽軒発電が普及してどれくらいの月日が経つでしょうか。

マンション住まいの私は、電力の「自給自足」や「売電」ということを羨ましく、世の中を傍から見ています。最近の技術では太陽光発電から家庭でも蓄電することも出来るようになり、ますます買う生活から自給する生活へ移行しているな、ということを感じています。

まとめ

庭には単なる野外スペースというだけでなく、プライベート空間の拡張という意味合いもあります。「玄関空けたらすぐ公共」という生活が苦手な方は戸建て住宅の検討をお勧めします。

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